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2022.02.08
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和紙のはなし

前回の「紙のはなし」に続き今回はより突き詰めて「和紙」のはなしです。和紙の大半は楮(こうぞ)の樹皮の繊維を原料としているそうです。繊維が長く揉んでも破れにくいことが和紙の特徴のひとつです。アルファでも和紙を使って印刷をしますが和紙の特性上インキをたっぷりと吸います。その結果刷り上がりが少しくすんだ感じになり思っていた色合いより暗い色になります。この現象を印刷用語で「インクが沈む」と言います。「気分も沈み」ます。先に目指す色合いを決めて足し算しながら色合いを出すのは長年の巧みな技術が必要になります。アルファはオフセット印刷なので軽くてフワフワしていて紙質が均等でない和紙は給紙が安定しないので印刷しにくいそうです。またブランケットと呼ばれるゴム製のローラーに和紙の繊維が付着するので何度も拭き取り作業があり困難です。以上は和紙印刷のネガティブな部分でありますが刷り上がると和紙の持つ暖かさ、柔らかさ、風合いが魅力的な刷り物になります。古くは小学校で使った書道の「半紙」そして今では飲食店のおしながき、ランチョンマット、はし袋、日本酒のラベル、そしてアルファでも時折印刷している「御朱印帳」用紙 センスのいい和紙アイテムが楽しめる人になりたいと思います。

紙の余った部分にオリジナル一筆箋を印刷しました
機械奉書と言う菊水和紙を使用しています  (髙)




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