- 2021.05.28
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豆本愛好家
みなさん「豆本」をご存じですか?
昔から根強いファンやコレクターがいる手のひらに収まるサイズの紙の本です。
大きさは名刺の半分くらいです。
おなじみの「なぞなぞ」や「占い」の豆本にキーホルダーをつけたタイプの商品はパーキングエリアやお土産屋さんで購入された方も多いかと思います。
豆本「なぞなぞ」はアルファの古くからの大切なお客様の商品です。
私がアルファに入社した際「なぞなぞ」を1回に5万冊も印刷・製本していました。箱に入った5万冊もの「なぞなぞ」は圧巻でした。
まさか自分が入社した会社でこの本を作っていたとは…。
その時はまだ「豆本」と言う呼び名も知りませんでした。
製造エピソードを少しご紹介するとアルファ独自の企業秘密の面付(印刷する前にページを配置する作業)そしてこの豆本にはノンブル(ページの番号)見返し(本の表紙と本文の間にありそれぞれの接着を補強する紙)もついている本格派です。
そしてこの「豆本」小さいのに本が開き易くとても読み易いのです。
アルファの職人さんが糊綴じ製本の糊を秘密の微調整しているのかも知れません。
豆本はもとより印刷用語にも面白いものがありますね。
この本にあう栞を作るとしたらどの位の大きさになるのか今度検証してみたいと思います。
先日この「豆本」が土曜日折込のタウン紙に掲載されました。
次の週の月曜日はお客様からの問い合わせの電話を数件頂きました。
「豆本」愛好家のみなさんがいることをとても嬉しく誇りに思います。
『こどもタウンニュース』春号
『タウンニュース』2021年5月1日号
(髙)
- 2021.05.06
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閉校になった山北町立三保小学校の記念誌を作成しました
神奈川県足柄上郡の山北町立三保小学校が令和3年3月で閉校となり、閉校記念誌をアルファで作成させていただきました。
記念誌作成には、アルファスタッフが約1年以上前から参加させていただき、校長の飯田様のご指導の元、一冊の本になりました。
三保小学校は1875年に三保小学校の前身となる学校が設立されてから、146年になる長い歴史のある学校です。
1978年に三保ダムの建設と共に出現した丹沢湖に囲まれたユニークな地形が特徴で、お伺いする度に飯田校長や先生方の親切なご対応に温かな気持ちに包まれました。
飯田校長には編集作業に多大なご尽力をいただき、記念誌とともに校歌が掲載されたクリアファイルやDVDも作成されました。
DVDには卒業生から集められた100枚以上の写真のスライドショーや、三保小学校の先生が作成されたオリジナル・ソング「三保っ子魂」の動画も収録されました。
ご卒業された方や先生方、関係者の方々には一生記念に残る記念誌となったことでしょう。
(制作秘話については、制作実績の方でも紹介しております)
コロナ禍で式典の開催が危ぶまれておりましたが、飯田校長より無事開催されたとのご連絡を受け、アルファ一同ホッといたしました。
下記に飯田校長よりコメントいただいております。
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このたびは大変お世話になりました。
式典は雨のなかではありましたが、無事に挙行することができ、大勢の参加者の皆さまに
見守られながら、学校を閉じることができました。
記念誌はお届けした皆さまから大変ご好評をいただき、電話や手紙をいくつもいただいております。
たくさんの写真や寄稿文を見て、当時のことを懐かしく思い出すことができたという嬉しいお声をいただきました。またDVDを家族で見て、思い出話に花が咲いたというお声もたくさんいただきました。
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記念誌制作はアルファにとっても大切な想い出となりました。
飯田校長はじめ三保小学校の皆様、どうもありがとうございました。
(α)
左から、クリアファイル、記念誌、DVD
- 2021.04.30
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「春野」 奥名主宰が第13回文學の森 大賞を受賞されました
みなさん「文學の森」をご存知ですか?
「文學の森」とは、月刊「俳句界」の刊行や句集などの自費出版を行っている出版社です。
また、編集者は、俳句への迸る情熱と高い専門性を兼ね備えておりますプロフェッショナル集団なのです。
そんな、プロフェッショナル集団の方々が多くの句集の中から、弊社が担当しております「春野」 奥名春江主宰が出されました「春暁」が見事に大賞を受賞されました。
「春野」会員の方も大変喜んでおりますし、「春野」を担当しております弊社としても大変名誉なことと思っております。
奥名主宰も受賞にあたり、
『この度は第十三回文學の森大賞受賞の栄誉を賜り嬉しく思います。今瀬剛一先生辻桃子先生を始め、書評担当の諸先生、関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。』
また、発行にあたり『孤軍奮闘で纏めた句集、よろこびもひとしおの上に、ほっとした気持ちもあります。
句集発行には沢山の自作を捨てる作業があり、日の目を見なかったそれらの作品が愛おしくもあります』と、述べられています。
俳句にご興味がある方は、是非一度「春暁」をお手にとってはいかがでしょうか。(山)
『春暁』
『月刊俳句界』
受賞を報じる紙面
奥名主宰コメント
- 2021.04.19
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印刷のあしあと
印刷の専門用語には面白い呼び名の言葉があります。
今回はふたつご紹介したいと思います。
印刷面の端っこに線を2本重ねたようなマークを「トンボ」と言います。
インキの刷り位置がズレない様に位置合せに使用します。
印刷が終わって紙を断裁する時の目印にもなる大切な役目があります。
そしてこちらも紙の端っこにある四角い図形が並んだ様なマークを「パッチ」と言います。
インキの濃度が合っているかを確認するためのしるしです。
その印刷のしるしを私は勝手に「印刷のあしあと」と呼んでいます。印刷の後はこの「あしあと」を切り落として製品が完成します。
私にとって「あしあと」は「パンの耳」的な価値のある部位である意味パンの白いところより「おいしい」ところです。
この「あしあと」なる部位が出てきたらメモ紙やメモ帳に加工して利用しています。
食品と同じで印刷用紙も捨てるところはありません。
味があってかわいい存在です。
アルファ外の売店で「印刷のあしあと付きメモ」をごくまれに販売しています。
「期間限定販売」でも「個数限定販売」でもなく「あしあとが出た時だけ販売」の貴重なメモ帳みなさんも出会えるといいですね。
(髙)
- 2021.04.09
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アルファ創立記念日
会社の創立記念日、4月1日に撮影した会社近くの満開の桜です。
コロナ禍で世の中は少々しぼみがちですが、自然界は元気です・・!
道路脇に桜が咲き誇る有名なスポットで、桜のトンネルが本当に美しく、通りすがりの方にも喜びを与えてくれます。今年は天気にも恵まれました。
アルファの前身なる会社が小田原で創業してから、数えたところ71年になるそうです。
会社は創業してから代もかわり、印刷周辺の事情もめまぐるしく変わってきましたが、こうして小田原の地でお仕事をさせていただけることは誠にありがたいことです。
紙離れ、ネット社会への移行など色々なことが言われていますが、本や紙製品の価値は普遍的なものであり、これからも印刷はアイディアが色々活かせる面白い分野だと思っております。
発送代行など印刷周辺のサービスも引き続き取り組んでまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。
(α)